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執筆者の写真Yoshiko Omura

口内フローラ検査で解明できること



密かに人気を集めているリジェナーの口内フローラ検査。

口内の不快感に悩む方は多く、特に口臭が大きな問題となっています。


今回、口内フローラ検査からわかった2つのパターンをご紹介します。


1. 口臭が気になって強い殺菌剤を頻繁に使っていたケース


多くの方が口臭を気にして、強力な殺菌剤を頻繁に使用し、念入りに口臭を取り除こうとしています。


検査結果:

  • 歯周病やむし歯などの細菌は低く、舌苔などの細菌も平均以下でした。

  • しかし、常在菌で保護的とされる細菌が非常に高い状態でした。


これは、過剰な殺菌が原因であり、口内が粘つくというよりもカサカサに乾いてしまったことを示しています。


  解決策:

  •  検査結果から、殺菌のしすぎと内側からの口臭が原因であることが判明しました。

  •  内側からの口臭を解決するために漢方薬を紹介し、腸内環境を整えるアドバイスも行いました。



2. ラミネートベニア装着後に口臭が気になるケース

ラミネートベニアを装着してから口臭が気になるという方のケースでは、珍しい歯周炎の細菌が特定されました。


歯科医からのアドバイス:

  • インプラント歯周炎を予防するためには、細かい毛先の歯ブラシやテープタイプのフロスを推奨します。

  • イソジンうがい薬は推奨されません。

  • インプラントの治療状態や周囲の歯周組織によって大きく影響されるため、担当歯科医や歯科衛生士に適切な使用方法を確認してください。

  • ラミネートベニアが原因となる口臭は、ベニアの適合性や余剰セメント(接着剤)による清掃阻害が原因と考えられます。

  • 担当歯科医に相談するか、セカンドオピニオンとして顕微鏡を使用している歯科医院での相談も推奨されます。


このように、口内フローラ検査は根本的な原因に迫るアドバイスを提供してくれる貴重な検査です。

ぜひ皆さまも受けてみてください。


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